調べることを調べる(2) -- 本で調べた(2)
さっそく学んだ網羅分類法を実践したい所だけど、どうしても積み本が気になった。
先に購入した本を読んでしまってから実践していきたい。
自分で調べる技術―市民のための調査入門 (岩波アクティブ新書)
- 作者: 宮内泰介
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2004/07/06
- メディア: 新書
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(引用文はすべて上記の本より引用したもの)
大まかには、やはり網羅して、分類(KJ法を用いる)する手法だ。
この本の調査手法はかなり腰を据えた調査を行う印象を受けた。
大事なことは、様々な文献調査、様々なフィールドワークを組み合わせながら円環状に進めていくのが調査だということです。そうした中で、少しずつ問題が見えてきたり、消えたり、また浮かび上がったりするものです。
インターネットを活用した調査部分の内容についてはちょっと古い印象を受ける。
自分は対人調査が全然やったことないので、フィールドワーク部分にページが多く割かれていたので、その部分は参考になった。
- 調査の過程でキーパーソンを絞っていくのも調査の中心の一つ
- 対人調査は聞き取りだけでなく参与観察(現場の活動に参加する)という方法もある
喜多あおいさんの本との共通点として、調査手法の解説だけでなく、出力方法(まとめ方)までも解説している点がある。やはり調査単体では意味が無く、まとめをすることで初めて一つの「調査」が完結する、ということなのだろう。
あとは、どちらの本でも大宅壮一文庫が取り上げられていたのはちょっと面白かった。非常に興味が沸いたので機会を見て大宅壮一文庫に行って見ようと思う。