調べることを調べる(14) -- 20冊本を読んで「調べ方」について分かった3つのこと
なんという酷いタイトル!しかも分かったことが少ねえっ😂
が、致し方なし。今回のまとめ、やっていきましょう。
「調べ方」で分かったこと
分かったことの詳細
1.国会図書館のサービスは優秀
リサーチナビのキーワード検索で、特定のテーマについての調査結果やオススメの参考資料が分かる
- 図書館の責任で調べた結果が書かれたものなので、一定の信頼が置ける
- 検索結果には、全国のレファレンス事例(図書館の質問回答サービス)の結果も表示される
- 調べたいもの、または類似の事例が引っかかれば、先行調査内容がまるっとgetできる
- キーワードに関連するキーワードが有向グラフとして関連表示される。知りたいことの周辺の情報を把握できる
全国図書館へのパスファインダー(特定テーマの調べ方)のリンク集がある
- 公共図書館パスファインダーリンク集 | 調べ方案内 | 国立国会図書館
- 郷土史など地域関する調査内容については、その地域の図書館が詳しい。地域のパスファインダーは頼りになる。
2.調査においてwebは大いに使う。でも使うときは情報の信頼性を意識する。
インターネットは誰でも情報発信できる。嘘や不確かなことも発信できる。
webならではの情報源があり、うまく使えば有用。単純に書籍などの媒体より信頼性が劣るとは言えない。
3.google単騎の調査方法から一歩抜け出す時には「調べるって楽しい!」本がオススメ
- 作者: 大串夏身
- 出版社/メーカー: 青弓社
- 発売日: 2013/04/01
- メディア: 単行本
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- インターネットでの調査方法を非常にポジティブに紹介している
- 他の「調べ方」の本は図書館活用や書籍の探し方が多かったが、インターネットのみでどこまで調べられるかを実践しているのが特徴
- 発行年が2013年なので若干情報が古くなっている点は注意
ともあれ、インターネットで多くのものが簡単に楽しく入手できる時代になった。みんながその楽しみを共有することが、社会の進歩につながる。これからはそうした時代なのである。
[大串夏身『調べるって楽しい!インターネットに情報源を探す』(青弓社、2013、p170)]
今回調査できなかったこと
- 「調べる」関連の本での書籍調査では、Amazonレビュー等の本の批評を調査に使っているということはなかった
- そもそも調査・資料探しにおいて批評は参考にならないのだろうか?
- だとしたらレビューってそもそもなんだろう?どういう場合に見て、どう使えばいいのだろうか?
- 業者がレビューを腐らせることにはどうやって対応しているのだろうか?
- ということで、つぎはこれを調べたい。
おわりに
今回の調査と並行して、読んだ本から使えそうな技術をスプレッドシートにまとめて手順化した。
手順の個々の項目を十全に活用・実施できているとは言い難いが、
以前のgoogleとAmazonレビューだけを頼りに調べていた方法よりも良くなったと思う。
あとは地元の図書館がちょっと身近になった。おわる。