けもフレ経済学(5) -- 本で調べた
読んだ。
- 作者: ティモシー・テイラー,池上彰,高橋璃子
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2013/02/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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冒頭にある、一本の線のたとえはイメージしやすい。一本の線の両端に完全自由市場と完全に管理された市場があり、どこに線を引くが最適かを考えるのが経済学。
読み終えてミクロ経済学が分かった気になれたかというと、そんなことなかった。
ただ、いくつか思考のヒントはあったと思うのでとりあえず基本的なツールであるフロー循環図をベースに自分の考え方をまとめていきたい。
関連ありそうな部分のメモ
- 経済学では物の質や実用的な用途を無視して価格のみに注目する
- 需要曲線のシフトは流行や好みの変化によっても発生する
- 資本市場において金融投資を受ける人(会社)は財務実績によって投資するかどうかの判断がされる
- 会社を大きくするためにはより大きな資金の注入が必要となる。その際に株式を公開する(性質上、金融投資をする側にとって債権(社債)よりもリスクが高い)
- 独占は多くの場合顧客が不利になる。HHI(ハーフィンダール・ハーシュマン指数)によって市場の独占度合いを計れる。
- 情報の非対称性は常に心配する。資本市場では企業側に財務情報の開示や会計監査が義務付けられている
- 経済学は政治家や企業を信用しない。ガバナンスが必要という態度をとる。
- プリンシパル・エージェント理論によると個々のプリンシパルの力が弱いときエージェントは仕事をさぼる
本の内容を自由に活用できるほど読み込めてないけど、基本的な図に実際の問題を記入して考えをまとめていきたい