日本人は「自分をホメる」のが苦手か、を調べた結果…!
またひどいタイトルをつけてしまった😏
が、やっていきましょう。
何を調査するのか
「日本人は自分をホメる」のが苦手は本当か?
そうであるなら、うまく自分をホメる方法を知りたい。
結論
日本人は自己肯定感が諸外国より低いことから、「自分をホメる」のが苦手であると判断する。
ホメる方法=自己肯定感の高める方法はいくつかある。
詳細
「自分をホメる」のが苦手というより、そもそも日本人は「自分をホメる」だろうか?
「自分をホメる」という行為は、心理学のアファーメーションが近いと感じる。
アファーメーションとは、建設的な言葉を言ったり、書いたり、つぶやいたり、読んだりすることです。(中略) 建設的で積極的な言葉を断定的な表現、また許可型の表現を何度も自分に唱え、書き出し、読んだり、壁などに貼って眺めてていきます。 (自己肯定感を高める7つの方法−大人が学ぶ自己肯定感とは?より)
アファーメーションにより自己肯定感を高めることができるようだ。
日本人はアファーメーションやそれに類することを実施しているか?
直接的な資料や調査結果はない。
しかし、関連するデータが内閣府にて公表されている。
H.25に青年(13~29才)への意識調査を実施し、他国の結果と比較した内容である。
特集 今を生きる若者の意識~国際比較からみえてくるもの~|平成26年版子ども・若者白書(概要版) - 内閣府
上記において、「自己を肯定的に捉えている割合」が日本は諸外国より低いという結果が出ている。
自己肯定感は生まれつき決まってしまう概念ではなく、その人が生きていくうちに自己流の考え方・両親の教育などを通して確立していくものだ。
さらに心理学を応用したトレーニングにより自己肯定感を高めることもできる。
日本人の自己流で確立した方法では自己肯定感は低いということだ。
専門家による指導を受けたりしない限りは、効果的にアファーメーション=「自分をホメる」ことを実施出来ていないと考える。
補足 自己肯定感を高めるには
自己肯定感を高めるには心理学的なアプローチが必要である。
手法にはアファーメーションだけでなく、自己受容、スモールウィンなど様々な方法がある。
これらは自己啓発本でよく紹介されている手法だ。
交換不能なものを受け入れること。ありのままの「このわたし」を受け入れること。 そして変えられるものについては、変えていく〝勇気〟を持つこと。それが自己受容です。 [古賀史健 ,岸見一郎『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社,2013) 第五夜より]
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心理学の研究によると、人間のモチベーションに対してもっとも効果的なのは「前に進んでいる」という感覚である。 小さくても前進しているという手応えがあれば、未来の成功を信じられる。そのまま進み続けようという力になる。 [グレッグ・マキューン,高橋璃子訳『エッセンシャル思考』(かんき出版,2014) p246]
webサイトでは、下記のリンク先が良くまとまっていた。 life-and-mind.com
書籍では、ベストセラーに嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えがある。
しかし考え方、概念の説明に終始していて、この本だけで実際の行動に結びつけるのは中々難しい。
以下の書籍が実践的で分かりやすいと感じた。
- 作者: リズ山崎
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2012/07/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今回調べられなかったもの
- 文化・宗教を切り口とした自己肯定感の低さの説明
- ちょっと調べたが、ある特定の宗教のせいとかは簡単に言えない。
- さらに和の文化による説明はもっと手に負えなかった。
- 誉め言葉を意味する英単語に対応する日本語の数の比較で文化的な違いが出る?
終わりに
今回はリサーチ手法の手順通り、書籍(29冊)読んでからネットでの調査を始めた。
ネットの情報は玉石混合と言われているが、本当に様々な意見があり、事前知識を仕入れなかったら情報に振り回されて酷く悩んでいたと思う。
やはり先に文献調査すべき、は正しいと感じた。
あとは、今回改めてアドラー心理学の本を読んだが、殆どのコーチングや動機付けの自己啓発本はアドラー心理学の流れをくんでいると気づいた。
すべて実践していくのはとても無理だ。せめて、できそうな手法をつまみ食いで取り入れていけたらと思う。