なんも分からないのでしらべた

なんもわからん!…ので、できる範囲で調べる。

本で調べた(3)

「調べる」について、独自スクーリングで選んだ詰み本がもう一冊あったので読んだ。

 新書だしななめ読みで良いかなと思っていたが、実際読んでみるとプロのライターが渾身の力で書かれた内容だったので吹き飛んだ。軽々しく読み始めるものではなかった…

調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940)

調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940)

 

(以下引用文はすべて上記本より引用したもの)

Amazonのレビュー眺めてピンときて選んだのだが、ちょっと発行が古い本だ。しかしよく考えると、本のレビューが出尽くすには発刊から時間がかかる。速報性が少ない調査内容だったら、ちょっと古めの資料の方が良い情報に巡り合えるかもしれない。

時間の試練とは良く言ったものだ。

 

本の内容はノンフィクションライター向けの技術指南書という体のノンフィクションエッセイ。メタ的だ。

調査技術論から始まり、最後は実際に雑誌に掲載された記事を作るのに具体的なアクションはどうやったのか、といった体験記まで書かれている。

 

調査手法として本の選別の仕方が参考になった。

取材のための単行本収集とその読み方にはいくつかコツがある

①インタビュー集や対談集を手始めに読む。

②入門書から出発し、徐々にレベルを上げていく。

③対象となる人物や出来事を様々な角度から論じている複数の本を読む。

④精読すべき本、通読する本、拾い読みで構わない本を選別する。

⑤資料としての本は乱暴に扱う。

最初に対談集を持ってくるのは、調査対象への興味が増しそうでなかなか面白い手法だ。 精読すべき本は、複数の本から引用されるような本のことらしい。

 

ノンフィクションライターである作者は調べること=実際に聞き取り取材することなので、文献調査はあくまで事前準備にすぎないというスタンスだ。硬軟含んだインタビューのテクニックも紹介されている。中でも「インタビューのコツは、相手に同化する」という内容には思わず唸った。

出力についてはチャート法(A4一枚に内容をまとめる。関連を→でつなげる)を用いている。ここら辺をマインドマップとかで置き換えられないかなぁとぼんやり思う。

 

あと面白かったのはこの本でも大宅壮一文庫が取り上げられていたところ。

「調べる」に関わる人はみんな大宅文庫大好き!